日本武道館、二日目。
アリーナとステージは音楽を通じて、ひとつの渦になった。
「心・技・体」
鍛え抜かれた、長渕剛の修錬の極みが空間とオーディエンスを指揮する。
アコースティックギターの3フィンガー、ブルースハープで魅了したかと思えば、
「これでもか!」と、のどの奥から、心の奥から叫びを引き出しロックンロールで心を解放する。
そして、魂のバラードが流れる。
心に染み込むその「詩魂」は、身体に吸収され、明日を一歩踏み出す力となる。
われわれは、このステージに立ち続ける為に、真っすぐ生き続ける為に、
長渕剛が己と戦い続ける日々の努力を知っている。
限界を超えてなお唄い叫ぶからこそ、オーディエンスは魅了される。
己の限界を超えたエネルギーを引き出される。
そして、明日へ踏み出す力に変わる!
日本武道館は、とても小さく感じられた。
長渕剛とファンが作り上げてきた絆のアーチが武道館の国旗の下に見えた。
新たな挑戦が声高らかに宣言され、2015年夏への扉が開かれた!
そこには、希望しか見えない!!
未来は待ってくれない。
こうしている間にも、長渕剛は一歩未来へと歩き始めている。
ユニバーサルミュージック
A&Rディレクター 服部
恒